プラセンタの効果を徹底解説|注意点を押さえて生活に上手く取り入れよう

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プラセンタには、動物性プラセンタのほかにも、植物性プラセンタ、海洋性プラセンタなどの種類があります。美容や健康増進の効果が期待できる点は同じですが、含まれている成分が異なるため、少しずつ効果が異なります

本記事では、プラセンタの効果について詳しく解説します。なぜプラセンタに多くの効果が期待できるのか、その理由や、摂取する際に注意したい副作用まで、徹底的にプラセンタについて取り上げました。

「プラセンタの効果を期待して生活に取り入れたい」と思っている方は、ぜひチェックしてみてください。

そもそもプラセンタとは

プラセンタとは、哺乳類がお腹で赤ちゃんを育てるための器官、つまり「胎盤」のことです。赤ちゃんを長い期間守ってきた胎盤は、出産とともに排出され、多くの哺乳類は産後に胎盤を食べるといいます。乳汁分泌を促すため、敵にバレないように隠すため、などの理由がありますが、大きな理由として「体力を回復させるために食べている」と考えられます。それほどまでに、胎盤には豊富な栄養素が含まれているのです。

プラセンタには、ブタ・ウマ・ヒツジ・ヒト由来の「動物性プラセンタ」以外にも、「植物性プラセンタ」、「海洋性プラセンタ」があります。いずれも「プラセンタ」と表記されていますが、植物や魚には胎盤はないため、動物性プラセンタとは別物と考えた方がよいでしょう。

プラセンタに多くの効果が期待できる理由

プラセンタには、以下のような成分が含まれています。

  • 成長因子
  • ミネラル
  • ビタミン
  • ペプチド
  • 核酸
  • 酵素
  • 糖質
  • 塩基
  • なかでもアミノ酸の量が豊富で、細胞を活性化させたり免疫力を強化したりする効果が期待されています。

    実際、クリニックでおこなわれているプラセンタ療法(注射や内服薬)の効果としては、老化防止・美肌・疲労回復・更年期障害の改善・自律神経失調症の改善・生理不順の改善など、さまざまな効果が謳われています。

    しかし、実は現時点では、有効成分としての特定物質は解明されていません。プラセンタに多くの効果があるのは、あらゆる成分が複合的に作用し合っているからではないか、との説が有力だそうです。

    プラセンタの効果を得る方法

    プラセンタの効果を得る方法は、大きく、「クリニックでのプラセンタ療法」「化粧品やサプリメントのセルフケア」にわけられます。

    美容クリニックや皮膚科でおこなわれているプラセンタ療法には、直接プラセンタを注入する「プラセンタ注射」、プラセンタを配合した薬を服用する「プラセンタ内服薬」があります。セルフケアでは、肌に直接プラセンタを塗る「プラセンタ化粧品」、「プラセンタサプリメント」で摂取可能です。

    なお、ヒト由来プラセンタを使用できるのはクリニックなどの医療機関のみです。そのため、市販の化粧品やサプリメントには、主にブタ由来プラセンタや、ウマ由来プラセンタが使用されています。

    プラセンタに期待できる美肌効果

    プラセンタを摂取したいと考えている方の多くは、「美肌になりたい」「若々しくハリのある肌を手に入れたい」と感じているのではないでしょうか。

    プラセンタは、その願いを叶える力を秘めています。プラセンタに期待できる美肌効果をみていきましょう。なお、ご紹介するものは「期待できる効果」であり、効果を保証するものではありません。

    ターンオーバーを促して肌のキメを整える

    プラセンタには、細胞を活性化させる「成長因子」が含まれており、ターンオーバーを正常化させる効果が期待されています。ターンオーバーが滞ると、肌荒れやニキビ、くすみやシミなどの肌トラブルにつながってしまいます。

    プラセンタによってターンオーバーを整えれば、古い角層が排出され、表皮の細胞が生まれ変わることにより、キメの整った肌へとケアできるでしょう。

    肌にうるおいをあたえて乾燥によるシワを防ぐ

    肌にはもともと「皮脂膜」「天然保湿因子(NMF)」「細胞間脂質」という3つの保湿因子が備わっています。この保湿因子が正常に働くことにより、肌はバリア機能を発揮し、肌のうるおいを保ったり、外的刺激から肌を守ったりしているのです。

    プラセンタには、保湿因子のうち、水分を抱え保持する役割を担う「天然保湿因子」を構成する「アミノ酸」が豊富に含まれています。そのため、プラセンタの使用により、肌にうるおいを保持することが可能です。

    コラーゲンやエラスチンを増殖して肌にハリをあたえる

    肌のハリや弾力を維持しているのは、コラーゲンやエラスチンです。このコラーゲンやエラスチンをつくる細胞が「線維芽細胞」です。

    プラセンタには、線維芽細胞を増殖させる「線維芽細胞成長因子(FGF)」があるため、コラーゲンやエラスチンの増殖を促進し、肌にハリや弾力をあたえる効果が期待できます。深く刻まれた「真皮ジワ」対策にも有効です。

    血行を促進して透明感のある肌に導く

    肌のくすみを引き起こす原因のひとつに、血行不良があります。プラセンタには血行促進効果があるため、肌細胞のすみずみに栄養を行き渡らせることができ、くすみを改善して透明感のある肌へとケアします

    また、栄養がしっかり行き届くことにより、ターンオーバーが正常に働くようになるのもポイントです。メラニンの排出がスムーズにおこなわれるため、シミの予防や美白効果も期待できます。

    抗酸化作用が肌の老化を予防する

    プラセンタの代名詞である美肌効果が「老化予防」です。肌の老化は、加齢や紫外線ダメージなどによって発生する「活性酸素」によって引き起こされます。活性酸素とは、「酸化させる力の強い酸素」のこと。酸化が起きると、金属がサビるように、身体の中もサビてくるのです。

    プラセンタには、活性酸素を抑制する抗酸化作用があります。プラセンタを取り入れることで肌へのダメージを抑制し、肌の老化を予防する効果が期待できます。

    プラセンタに期待できる健康効果

    プラセンタに期待できるのは、美容効果だけではありません。身体の健康をサポートする効果も期待できます。具体的にどのような効果があるのか、詳しくみていきましょう。なお、紹介する効果はあくまでも「期待できる効果」であり、すべての人に同様の効果が得られるわけではありません。

    ホルモンバランスを整える

    女性特有の悩みが「更年期障害」や「月経前症候群(PMS)」です。これらの悩みには、女性ホルモンが関与しています。

    プラセンタにはホルモン量を調節するホルモン内分泌調整作用や、自律神経調整作用があるため、ホルモンバランスを整えて症状を改善する効果が期待できます

    更年期障害や月経前症候群の治療は保険適用のため、リーズナブルな価格で施術を受けられるのもうれしいポイントです。

    乳汁分泌不全の改善

    動物が出産後に胎盤を食べると紹介しましたが、理由のひとつに乳汁の分泌を促す目的があります。胎盤製剤である「メルスモン」は臨床検査でも乳汁分泌に効果があると明らかにされており、治療薬として厚生労働省に認められています

    肝機能障害の治療

    肝機能障害の治療にも、医薬品としてプラセンタが用いられています。肝炎や肝硬変によってダメージを受けた肝細胞を修復・再生する働きが認められているためです。先述している更年期障害やPMSの改善、乳汁分泌不全の改善と同様、医療機関で保険適用のうえ、治療が可能です。

    疲労回復のサポート

    新陳代謝が落ちると、血液や水分の流れが滞ります。すると、疲労感が蓄積され、慢性的な疲労につながります。プラセンタには、新陳代謝を活発にするアミノ酸や核酸などが含まれているため、疲労回復をサポートする効果が期待できるのです。

    また、新陳代謝が活発になると、血流が促進され、内臓機能が向上します。結果、免疫力が向上したり、体温が上昇したりして、疲れにくい丈夫な身体づくりにもつながります。

    植物性プラセンタに期待できる効果

    当然ながら、植物性プラセンタには胎盤はありません。人間でいう胎盤のような役割を担うのが、「胎座」です。成長因子はもっていませんが、アミノ酸・活性ペプチド・脂質・脂肪酸・糖質・ミネラル・ビタミン・核酸などの美容と健康によい成分を豊富に含んでいます。

    特に期待されているのが、シミやくすみを抑える美白効果です。動物性プラセンタよりもメラニン生成抑制効果に優れている、ともいわれています。動物由来成分を含んでおらず、安全性が高い点も魅力のひとつです。

    海洋性プラセンタに期待できる効果

    海洋性プラセンタとは、魚の卵巣膜から抽出した海洋由来のプラセンタです。マリンプラセンタともよばれています。植物性プラセンタ同様、成長因子は含まれていませんが、アミノ酸をはじめとする豊富な栄養成分が含まれています。

    とくに注目したいのは、筋肉量向上や疲労回復に効果的な「必須アミノ酸」が含まれているところです。また、肌のハリのもととなるエラスチンが含まれているのもポイントです。

    丈夫な身体をつくったり、若々しい肌を保ったりしたい方には、海洋性プラセンタが適しています。

    プラセンタは危ない?摂取するうえでの注意点

    プラセンタはもともと人体にある器官のため、比較的安全な成分といえます。とはいえ、摂取するうえで知っておきたいポイントもあるので確認を。注意点を押さえ、安心してプラセンタを摂取しましょう。

    副作用としてアレルギーが起きる場合がある

    プラセンタの摂取により、アレルギーが起こる場合があります。特に、タンパク質が豊富に含まれているため、タンパク質アレルギーをもっている方は、アレルギーの悪化や、アナフィラキシーショックを起こすリスクがあるので注意が必要です。

    アレルギーとは違いますが、プラセンタ注射の場合は、部位の赤み・かゆみ・腫れなどが起きる場合もあります。体調が気になるときは、施術した医療機関に相談しましょう。

    プラセンタ注射をすると献血ができなくなる

    1度でもプラセンタ注射をすると、献血ができなくなります。ヒト由来の成分を体内に入れることにより、ウイルスに感染するリスクがあるからです。

    もちろん、ヒト由来プラセンタは、健康状態のよい人、さらに、HIVなどのウイルスに感染していないことが証明された、安全性の保障された胎盤だけを使用しています。しかしながら、未知のウイルスに感染するリスクが0%ではないため、安全性を期して献血はできないように定められているのです。

    サプリメントや化粧品は信頼できる販売元で購入を

    プラセンタサプリメントやプラセンタ化粧品は、クリニックに行かずに手軽に入手できる点がメリットです。しかし、なかにはプラセンタが少ししか含まれていない製品もあるため、効果が得られない場合があります。

    プラセンタサプリや化粧品で十分な効果を感じられるかどうかは、製品選びにかかっています。成分表示や配合成分をしっかり確認して選びましょう。信頼できる販売元であるかも、製品を選ぶ際の指標になります。

    美肌効果と健康増進効果のあるプラセンタを生活にとりいれよう

    プラセンタは、若々しい肌になる効果や、ホルモンバランスを正常にする効果が期待できます。身体の内側から整えて、生活の質を上げたい方に最適な成分といえるでしょう。

    安全性の高い成分ですが、アレルギーなどの副作用がある点は留意しておきましょう。また、プラセンタサプリや化粧品を使用したい方は、十分な効果を得るために、選び方に気を配る必要があります。

    プラセンタを上手く活用して、ハリのある生活を目指してみてください。