たるみを引き上げるリフトアップや小顔効果などをもたらし、メスを入れない施術として人気のハイフ(HIFU)。
施術メニューに取り入れるクリニックが増えていることもあり、名前は聞いたことがあるという方も多いかもしてません。
しかし、医療ハイフとエステハイフや機器の違いなどわからないことがありますよね。そこで本記事では、ハイフの特徴やよくある質問をまとめました。
目次
ハイフ(HIFU)とはどんな施術?
画像引用:かわい皮膚科
ハイフはメスを入れない施術として人気のメニューですが、どういう仕組み(メカニズム)で効果を発揮するのか気になりますよね。
ハイフの種類や肌へのダメージの程度などもあわせて詳しく解説していきます。
ハイフのメカニズム
ハイフは、太陽の光を虫眼鏡で一点に集めると焦点部に高い熱が発生するように、超音波を一点に集束させることで、真皮や皮下組織、筋膜層(SMAS)と呼ばれる皮膚の土台にアプローチ。
狙いたい部分だけ一点集中で熱エネルギーを与えるため、肌の表面にダメージを与えることなく、皮膚の土台の筋膜層から引き締めることで、リフトアップ効果を発揮します。
また、超音波の熱エネルギーで脂肪を溶解するため、代謝作用によって余分な脂肪を体外へ排出。これにより小顔効果も期待できます。
ハイフの種類は主に3つ
ハイフには『ハイフ』『ハイフリニア』『ハイフシャワー』の3種類が主流です。
それぞれの特徴や効果の違いを解説していきます。
種類①ハイフ
画像引用:宮益坂クリニック
ハイフは緩んだ筋膜(SMAS)層にアプローチし、頬などたるみがちな部分をしっかりとリフトアップする効果を発揮します。
また、頬骨あたりに膨らみを持たせたり、ほうれい線などのしわを改善する効果も期待できます。
顔全体の施術がおすすめで、およそ1回の施術で3か月〜半年程度持続します。
種類②ハイフリニア
画像引用:美容皮膚科あおばクリニック
ハイフリニアは脂肪層にアプローチし、脂肪細胞の分解を目的とする治療です。
お肉が付きやすい顔の下半分への施術することで顎周りの脂肪を減らし、すっきりした印象になります。
リフトアップだけでなく、すっきりとしたフェイスラインや身体を目指している方におすすめです。
種類③ハイフシャワー
画像引用:湘南美容クリニック
ハイフシャワーは皮膚の浅層へ照射し、皮膚の薄い箇所へアプローチします。
ハイフと異なり肌表面に作用するため、毛穴の引き締めやお肌の肌質を改善する効果が期待出来ます。
目元など気になる箇所だけ施術したい方におすすめの治療方法です。
ハイフ効果はすごい?
治療で期待できる5つの美容効果とは
ハイフで期待できる美容効果はリフトアップや美肌改善など主に5つあります。
それぞれお悩み別に期待できるポイントをまとめました。
ハイフ効果①リフトアップ
加齢によって肌の土台とも言われるSMAS筋膜が緩んでしまうと皮膚を支えきれなくなり、顔のたるみにつながってしまいますが、ハイフのリフトアップ効果により、ほうれい線やフェイスラインの全体的なたるみ改善が実感できます。
メスを使わなくてもピンポイントでSMAS筋膜へ熱エネルギーを加えることができ、肌への負担を抑えられダウンタイムも少ないことから、手軽にスッキリとしたフェイスラインを手に入れられるようになりました。
ハイフとヒアルロン酸を合わせて施術を受けると顔全体にハリが出るため、老けて見えるという方におすすめです。
ハイフを受けた後に1ヵ月ほど期間をあけてヒアルロン酸を注射することが推奨されていますが、
併用を考えている方は一度医師に相談することをおすすめします。
ハイフ効果②肌質の改善
ハイフの熱エネルギーを照射された皮膚組織はダメージ部分を修復しようとし、
その過程で生成されたコラーゲンやエラスチンといった美肌成分によって肌質が改善する効果もあります。
肌の新陳代謝や血液の循環が活性化され透明感が上がるため、皮膚の弾力がアップし、たるみや毛穴の開き、ハリツヤ、乾燥肌の改善なども期待できます。
ハイフ効果③シワなどの改善
ハイフの熱エネルギーによって真皮層のコラーゲンやエラスチンの生成が促進すると、肌にハリや弾力が生まれるため、お顔のシワ改善にも効果を発揮するのがメリット。
目元やほうれい線の改善にボトックス注射を打つことがありますが、注射に抵抗がある場合や内出血のリスクを避けたい場合は、狙った箇所だけ部分的に照射できるハイフがおすすめです。
ハイフ効果④ダイエット
ハイフには引き締め効果があるため、ハイフでダイエットも可能です。
気になる部位にハイフ照射することで熱エネルギーが脂肪細胞を破壊し、破壊された脂肪細胞は老廃物として体外に排出されます。
一度の施術で照射できる範囲には限りがあるため、痩身効果をしっかり実感するには3〜5回ほどハイフを受ける必要があります。
1〜2カ月かけて徐々に施術した部位の引き締め効果を実感できるでしょう。
ハイフ効果⑤ニキビ跡
基本的に炎症の起きていないニキビ跡の状態であればハイフを照射することができ、ニキビ跡の改善も期待できます。
ハイフの照射によって熱ダメージを受けた箇所の内部組織を修復するために、コラーゲンが生成されます。
これによりターンオーバーを整え、肌の生まれ変わりを促進し、色素沈着した部分を生まれ変わらせることができます。
ハイフの効果がわかる症例写真
ハイフの効果についてそれぞれご紹介しましたが、実際の症例写真で見ていきましょう。
それぞれ、リフトアップ効果が目に見えて出ているのが分かりますね。
画像引用:品川スキンクリニック
施術名 | タブロ |
---|---|
施術詳細 | 高密度の超音波によるたるみ改善治療。 |
料金(税込) | 63,800円(税込) |
リスク・副作用 | 腫れ・内出血・かさぶた・内出血:1週間程度 |
治療回数 | 3ヶ月に1回、もしくは6ヶ月に1回 |
問い合わせ | 0120-575-900 |
画像引用:城本クリニック
施術名 | 医療HIFU |
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施術詳細 | あご下のたるみ解消と首のシワ改善に照射 |
料金(税込) | 65,780円(税込) |
リスク・副作用 | 一時的なむくみ、腫れ、内出血:1週間程度 |
治療回数 | 3ヶ月に1回、もしくは6ヶ月に1回 |
問い合わせ | 0120-107-929 |
ハイフが向いている人
向いていない人の特徴
ハイフは美容皮膚科で気軽にリフトアップや美肌改善が期待できる施術ですが、すべての人に適しているとは限りません。
そこで、ハイフが向いている人・向いていない人の特徴をしっかり解説していきましょう。
ハイフが向いている人
ハイフにはリフトアップ効果が期待できるため、フェイスラインを引き締めたい方や加齢による肌のたるみが気になる方に向いています。
具体的には35歳以上の方が特におすすめ。
また、超音波による熱エネルギーを使用するため皮膚を切る必要がなく、メスを入れる施術に抵抗がある方やダウンタイムが長く取れない方にもおすすめです。
ハイフが向いていない人
一方で、たるみのない方や逆に加齢によってたるみが大きく進行している方にはハイフが向いていません。
一般的に20代以下の若年層の方は、SMASがあまり緩んでいないことから効果を感じにくいとされています。
ハイフは傷をつけて治す力を利用した治療のため、あまり早期に治療することは避けましょう。
また、お顔に脂肪が少ない方がハイフ施術を受けると、かえって頬がこけて見えてしまうことがあるため注意が必要です。
さらに加齢によってたるみが進行している方も十分なリフトアップ効果を実感しにくいため、他の施術の方が向いている可能性もあります。
必ず医師とのカウンセリングで自分にハイフは向いているのか相談しておきましょう。
ハイフによる4つのメリット
ハイフが向いている・向いていない人が分かったら、次はハイフのメリットのご紹介です。
ハイフがもたらす4つのメリットをまとめました。
メリット①傷跡が残らない
リフトアップの施術は通常メスを使った切開が必要になる方法が多く、しばらく傷が残ってしまいます。
そのため傷跡を気にして長い休みを取るという方もいらっしゃいますが、ハイフは超音波を照射するだけなので切開せず、傷を気にすることなくリフトアップができます。
リフトアップしたいけどダウンタイムはなるべく短くしたいという方におすすめです。
メリット②施術時間が短い
医療ハイフは、顔全体に照射した場合も平均40分ほどで施術が終わります。
切開系の施術のように事前の麻酔処置なども不要のため、短い時間で完了できます。
また、施術後はメイクも可能なので、最小限の施術時間でしっかりリフトアップを実感したい忙しい方にぴったりです。
メリット③小顔効果が期待できる
ハイフは、小顔を手に入れたい人にもおすすめの施術です。
たるみの原因であるSMAS層の緩みをハイフの熱エネルギーによって刺激することで、肌を内側からキュッと引き締めることができます。
表情筋に近いSMAS層が引き上がるため顔のもたつき部分が解消され、すっきりとしたフェイスラインによる小顔効果にも期待できます。
メリット④ピンポイントで脂肪を分解
実は、ハイフには脂肪を分解する作用があり、顔だけなく身体にも照射ができます。
照射可能な範囲は広く、二の腕やお腹、腰回り、二重顎などへアプローチすることが可能です。
脂肪細胞は2〜3週間後に体の外へ排出されるので、徐々にスリムなボディを手に入れられます。
切開不要な施術のため、少ないダウンタイムで部分痩せしたい方にもおすすめです。
ハイフ施術による3つのデメリット
一方、ハイフ施術にもデメリットがあります。
デメリットを把握していないと逆に悪化の原因にもなってしまいますので、施術を受ける前に注意点などしっかり把握したうえで施術を受けましょう。
デメリット①紫外線の影響を受けやすい
ハイフの施術後は一時的に肌の水分量が減少します。
そのため肌が乾燥しやすくなり、紫外線ダメージを一層受けやすくなります。
そのためハイフ施術後はいつも以上にしっかりと保湿を心がけ、日焼け止めや日傘、帽子、サングラスを使うなどして、紫外線を防ぐよう対策を万全にしておきましょう。
デメリット②火傷・神経損傷の
リスクがある
ハイフには、神経の損傷や火傷のリスクがあります。
超音波を照射する際に強い熱エネルギーが発生するため、赤みがひどく出て火傷してしまう可能性があります。
また、超音波が骨に当たって反射して発生したマイクロバブルにより、水ぶくれができてしまった例もあるので注意が必要です。
さらに、技術が未熟なクリニックや担当者による施術で神経まで損傷してしまったケースもあります。
神経を損傷すると後遺症が残り一生回復しない場合もあるため、クリニック選びを慎重に行いましょう。
デメリット③むくみや腫れが出るリスクがある
ハイフは比較的ダウンタイムが短い施術ですが、腫れやむくみが出る可能性があります。
この症状は施術を受けて数日~数週間ほど続くこともあり、不安になる方もいるかもしれませんが、
これらの症状は徐々に落ち着いていくのでご安心ください。
ただし、もしなかなか症状が引かない場合は医師に相談しましょう。
ハイフの副作用・ダウンタイムを解説
ハイフを受ける際に把握しておきたいのが副作用やダウンタイムについてです。
ハイフは、肌に高周波を照射して施術を行います。
そのため人によっては副作用が起こったり、ダウンタイムが長引く可能性も。
副作用やダウンタイムを把握しておくことで、大事な予定の調整などといった対策を行うことができますよ。
ハイフの起こり得る副作用
ハイフで主に起こりうる副作用として、赤み、腫れ、むくみ、水ぶくれ、火傷が挙げられます。
とくに骨に近い部分にハイフを照射した場合、熱エネルギーがより肌に伝わりやすくなるため、お肌へのダメージが強くなり、水ぶくれや火傷などが起こる場合も。
また、照射する部位や照射パワーの調整を誤ってしまうと、神経を傷つけてしまうことがあります。
こういった副作用が起きることを事前に把握し、適切な間隔で照射することで肌ダメージをなるべく軽減しましょう。
ハイフのダウンタイム
副作用が特に起きなければ照射後すぐにメイクもできるなど、ダウンタイムが短いのが特徴です。
上記の副作用が起きた場合、1週間以内で落ち着くことがほとんどですが、体質や照射箇所、照射時の出力などによって個人差があり、ダウンタイムが長引くこともあります。
もし、1ヶ月経過しても症状が落ち着かない場合はハイフを受けたクリニックに相談するようにしましょう。
ハイフの効果はいつから実感できる?
持続期間は?
実はハイフを受けてすぐに効果が出るというわけではありません。
どれくらいでハイフの効果を実感できるのか、持続期間などまとめました。
ハイフの効果を実感するのは1ヶ月以内
ハイフの効果を実感するタイミングは人によって異なりますが、大体1ヶ月以内に実感される方が多いです。
熱エネルギーによって生成されるコラーゲンなどの美容成分は、施術直後から1ヵ月かけて生成されます。
新陳代謝や血流の向上、肌質の変化をこの期間に実感できるため、効果を感じる方が多いでしょう。
ハイフの持続期間は半年から1年ほど
効果の持続期間は、半年〜1年程度と言われています。
人によってしわやたるみ、ほうれい線が薄くなってきたと感じるタイミングに差はあるものの、
1年間近く効果を実感できるので、コスパの良い施術といえるでしょう。
数回にわたって施術を受けることで、徐々に持続力が高まります。
ハイフはどのくらいの頻度で
施術するのが効果的?
ハイフの効果は施術直後からいきなり実感できるものではなく、施術からおよそ1ヶ月後に効果が表れる場合が多いです。
そのためハイフの効果が表れる前に、「効果が出ない」と焦ってすぐに2回目の施術を受けると、肌に大きな負担がかかってしまいます。
また、施術から数カ月〜半年ほど経過するとハイフの効果が薄れてくるため、
ハイフの施術効果を持続させるには、3ヶ月~半年を目処に継続して受けることをおすすめします。
ハイフの効果がないと感じる理由
ハイフをせっかく受けても効果を実感できないという方もいらっしゃいます。
なぜ効果を感じないのか、よく挙げられる理由をまとめました。
施術回数が少ないから
効果を実感できないと感じる方は、施術の回数が少ない可能性があります。
ハイフの効果は施術を受けてすぐに現れるのではなく、1ヶ月ほど時間をかけて現れ、3~6ヶ月ほど持続するとされています。
そのため、効果を持続させるためには定期的に施術を繰り返し行う必要があります。
効果を継続させるには、どの程度の間隔で何回施術を受けるべきか医師に確認しましょう。
医師の技術不足・ショット数が不十分
ハイフは出力やショット数の強さによって効果が変わってきますが、人によってショット数や出力も変わってきます。
医師の技術不足や、一人ひとりに必要な出力やショット数で照射できていないなどで効果が得られない場合があります。
事前にショット数を把握し、自分が照射した部位にマッチするのか確認するようにしましょう。
皮膚のたるみが進行しすぎている
個人差はあるものの、加齢になどによって皮膚がたるみすぎている場合、リフトアップ効果を実感できないこともあります。
ハイフではたるみ改善が実感できない場合、糸リフトやフェイスリフトなど別の施術方法もあります。
たるみの程度や希望に合わせてクリニックでドクターに相談してみることをおすすめします。
ハイフの効果を高めるおすすめのコツ
ただ施術を受けるだけでなく、日々の生活のちょっとした工夫で効果が変わってきます。
ハイフの効果を高めるために、施術前や施術後にやっておくべきポイントをまとめました。
水分をこまめに摂取する
ハイフによって破壊された細胞は、老廃物と一緒に体外に排出されていきます。
そのため、老廃物の排出を促すためにも水分補給をこまめに行いましょう。
自分に合うショット数にしてもらう
ハイフの効果は、ショット数(照射数)によっても変わってきます。
ショット数が少なすぎると十分な効果を得られなくなり、逆にショット数が多すぎると肌へのダメージが大きくなります。
肌の状態や機器によって最適なショット数も変わって来るので、医師と相談の上、自分に合うショット数を打つようにしましょう。
紫外線や保湿ケアを怠らない
ハイフを受けた直後は熱エネルギーの影響によって、一時的に肌の水分量が減少します。
そのため普段よりも乾燥しやすく、紫外線や摩擦などによるダメージを受けやすい敏感な状態です。
化粧水や乳液で保湿をしっかりと行い、日焼け止めも忘れずに塗るように対策しましょう。
定期的に施術する
ハイフは一度受ければ効果が持続する、というわけではありません。
リフトアップやしわ改善などの効果を目指した場合、時間が経つと徐々に効果が薄れていきます。
施術後のお肌の状態をキープするためには、定期的にハイフを受けることをおすすめします。
ただし、ハイペースでハイフを受けると肌へ負担がかかりすぎてしまうため、数ヶ月〜半年ほどのペースで施術を受けるようにしましょう。
ハイフで失敗しない
クリニックの選び方
ハイフをメニューに取り入れているクリニックは多くありますが、どこが良いのか・避けるべきなのかなど見分けにくいですよね。
そこでハイフで失敗しないためのクリニックの選び方についてまとめました。
口コミをチェックする
クリニックの公式サイトを見るだけでは分からない、クリニックの雰囲気やカウンセリングの様子などを
事前に口コミを見てチェックしましょう。
実際にクリニックを訪れた人の情報なので、よりリアルな情報を知ることができますよ。
アフターフォローの体制が整っている
クリニック
ハイフを受けて終わりではなく、その後のサポートも行ってくれるかも見極めておきましょう。
クリニックによっては保証期間が設けられ、その期間であれば何度でも相談や再施術を受け付けていることがあります。
施術後に万が一のトラブルが起きても対応してもらえると安心できますよ。
事前のリスクを説明してくれるか
どの治療もリスクがないということはありません。
事前にどんなリスクがあるのかをしっかりと説明してくれるかどうかも大事な判断軸になります。
不安なことや疑問点が少しでもあれば何でも質問をして、丁寧に答えてくれるクリニックを選ぶことをおすすめします。
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ハイフに関するよくある質問
ハイフについてよくある質問をまとめました。
ここまで読んで浮かんだ疑問などが解決するかもしれませんよ。
ハイフの効果はないって本当?
結論から言うとハイフは「改善の余地がある人への正しい施術」であれば効果を発揮します。
ハイフは照射して効果のある部位と効果のない部位があります。
ハイフでリフトアップ効果を得るには、たるみの原因になっている箇所を狙って照射しなくてはいけません。
逆にたるみのない部位への照射や照射をしてはいけない場所へ打つと、美容効果よりもダメージの方が大きくなる可能性があります。
他にも、適切ではないショット数で照射していたり、万全ではない肌状態で施術を受けていると、ハイフの効果をうまく実感できません。
しっかり効果を実感するためにも、正しくハイフを受けることを心がけましょう。
ハイフで効果が出る人と出ない人の違いは?
ハイフでは効果が目に見えて出る方とそうでない方がいます。
特に効果を実感しやすいのは下記に該当する方です。
・脂肪の量を減らしたい方
・顔にボリューム感のある方
・肌にハリがない方
・30~40代の方
一方でハイフの効果を実感しにくい、おすすめできない方は
・やせ型で骨ばった方
・頬がコケている方
・たるみが進行しすぎている方
・20代までの方
など、たるみがないまたは進行しすぎてハイフの適応外の方です。
効果をしっかり実感するためには、自分が上記に該当するか確認しておきましょう。
エステハイフと医療ハイフの違いは?
エステハイフと医療ハイフは、同じ名前の施術ですが、医療クリニックとエステサロンで使用するハイフ機器にはパワーの差という大きな違いがあります。
医療ハイフの機器は強い超音波エネルギーを使用するため、医療資格を持つ者しか機器を扱うことができません。
一方、エステサロンで行うハイフではごく弱いパワーで照射するため、肌の深部まで超音波エネルギーを届けることは難しいと考えられます。
ハイフの痛みはどのくらい?
ハイフは照射したい箇所のみに熱エネルギーを届けるので、周辺組織や皮膚のダメージがほとんど無くダウンタイムが少ない施術です。
しかし頬の周辺やおでこなど骨が近い箇所に施術する際には、どうしても骨に響くような痛みを感じやすくなります。
また、施術中は皮膚の下をチクチクと刺されるような痛みを感じますが、いずれも我慢できる程度です。
ハイフは毛穴の開きに効果的?
結論からお伝えすると、ハイフで毛穴の開きを改善することは難しいです。
毛穴の悩みとして挙げられる毛穴のつまりの主な要因としては、皮脂の分泌が多かったり化粧が落としきれず残っていたりすることなどがあげられます。
ハイフには皮脂の除去などの効果はないため、毛穴のお悩みを解消するのは、残念ながら基本的に難しいでしょう。
ハイドラフェイシャルによる毛穴汚れの除去や、イオン導入でしっかり蓋をしてあげるといった施術のほうが効果的です。
ハイフした翌日にほくろ除去は可能?
基本的には、ハイフを受けた翌日以降のほくろ除去は問題ありません。
ハイフとほくろ除去でアプローチする層が異なるため、直接的な影響などもありません。
しかし、ハイフを受けた直後~当日は施術箇所がほんのりと赤みが出ることが多いため、その赤みが落ち着いてからのほくろ除去をおすすめしているところが多いです。
まとめ:ハイフの基礎知識を知って効果を高めよう
ハイフは切開せずリフトアップを実感でき、ダウンタイムも短いことから、人気も高まりつつある施術です。
しかし全ての人に向いているわけではなく、人によっては逆にお肌にダメージを受けてしまう場合があります。
必ず事前に情報を収集し、自分が向いているのか、どこに照射するのが良いか確認しておきましょう。