ザクロで若返り効果が期待できる?注目の成分「ウロリチン」について解説

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「ウロリチン」は、若返り効果が期待できるといわれている物質です。

ザクロやベリー系の果物などに含まれている「エラグ酸」の腸内代謝物で、オートファジーやサーチュイン遺伝子の働きをサポートすることが報告されています。

しかし、「ウロリチン」は先端研究で発見された物質なので、まだ一般的には浸透していません。「ザクロで若返りってなんだろう?」「ウロリチンってどんなもの?」など、不安に感じることもありますよね。

そこで本記事では、ザクロに含まれる「ウロリチン」の若返り効果についてフォーカスしていきます。美容と健康のために若返りを目指したい方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

※本記事のエイジングケアとは、年齢に応じたケアを指します

若返り効果が期待できる「ウロリチン」とは?

ウロリチンとは、ポリフェノールの一種「エラグ酸」の腸内代謝物です。

「エラグ酸」が腸内に届き、腸内細菌で分解されるとウロリチンになります。

研究ではウロリチンの若返り効果が報告されており、近年ではウロリチン配合の健康食品が次々と発売されています。さまざまな疾患に対する効果についても研究が進められており、臨床への応用も期待されている成分です。

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ウロリチンで期待できる若返り効果

ウロリチンはエイジングケアに効果的な成分といわれていますが、具体的にどのような効果が期待できるのでしょうか?ここでは、ウロリチンで期待できる効果について分かりやすく解説していきます。

オートファジーの活性化による若返り効果が期待できる

ウロリチンは、オートファジー機能をサポートする効果が期待されています。

オートファジーとは、細胞の自食作用のことです。細胞内の構成物や有害物質を分解し、新しい細胞にリサイクルすることで、細胞の恒常性を保つ働きがあります。

▼オートファジーの活性化によって期待できる効果

  • 肌のターンオーバーを活性化
  • 若々しい肌を保ちやすくする
  • 脂肪燃焼の促進
  • 生活習慣病の予防・改善
  • 免疫力の向上
  • 老化の抑制
  • 加齢による病気の予防

サーチュイン遺伝子の活性化による若返り効果が期待できる

ウロリチンはサーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)をサポートする効果も期待されています。

サーチュイン遺伝子は老化した細胞のDNAを修復し、細胞を若々しく保つ働きがあります。細胞の再活性化によって若々しさを取り戻しやすくなるため、アンチエイジングや再生医療の領域で注目されている遺伝子です。

▼サーチュイン遺伝子の活性化により期待できる効果

  • 細胞の老化抑制
  • 肌トラブルのケア
  • 皮膚のバリア機能の改善
  • 肌のうるおいを高める
  • 筋肉を保ちやすくする
  • 白髪の予防
  • 脳機能の維持
  • 寿命の延長 など

参考:カロリー制限による抗老化・寿命延伸作用のメカニズム

ザクロ以外でウロリチンを含む食品

ウロリチンは、ザクロ以外の食品にも含まれています。さまざまな食品をバランスよく食べて、日常的にウロリチンを摂ることを心がけましょう。

いちごやベリー系の果物

いちごやブルーベリー、ラズベリーなどベリー系の果物には、エラグ酸が豊富に含まれます。

エラグ酸は腸内でウロリチンに代謝されるため、いちごやベリー系の果物はウロリチンの摂取をサポートする食品といえるでしょう。

さらに、いちごやベリー系の果物はポリフェノールの一種「フラボノイド」も豊富です。「フラボノイド」には強い抗酸化作用があるといわれており、生活習慣病の予防や美肌効果、加齢性の病気を予防する効果などが期待できます。

ナッツ類

くるみやピーカンナッツなど、ナッツ類にもエラグ酸が多く含まれます。

ナッツ類は健康によい脂質やビタミン・ミネラルが豊富で、健康のために積極的に取り入れたい食材です。抗酸化作用も高いものが多く、美肌にも嬉しい効果が期待できます。

ただしナッツ類は脂質が多く高カロリーなので、食べ過ぎには要注意。いくら健康によい食材でも、食べ過ぎると体重が増加したり、生活習慣病のリスクを高めたりする可能性があります。

ウロリチン摂取のためにナッツを食べるときは、1日の量を決めて、総摂取カロリーを抑えるようにしましょう。

ザクロを食べてもウロリチンが作れない場合がある

エラグ酸を摂取しても、体質によってはウロリチンを合成できない場合があります。

なぜなら、腸内細菌叢の構成には個人差があるからです。研究によると、約50%の人が腸管でウロリチンを合成できないことが報告されています。

ウロリチンが合成できる体質かどうかは、市販のウロリチン検査キット(尿検査)で調べられます。一部の病院では、ウロリチンの検査を行ってくれる場合があるようです。

せっかくザクロやいちごを積極的に食べても、約半数の人はウロリチンを合成できないため、残念ながら若返り効果は得られません。エイジングケアのためにウロリチンを取り入れたいと考えている方は、一度ウロリチンが合成できる体質かどうか調べてみるとよいでしょう。

若返りのためにウロリチンを効率的に摂る方法

若返り効果を期待するために、ウロリチンを効率よく摂る方法について解説します。ご自身の体質やライフスタイルに合わせて、ウロリチンを毎日の生活に取り入れましょう。

100%ザクロジュース(無糖)を毎日飲む

ウロリチンを食品から取り入れるなら、エラグ酸が豊富なザクロジュースがおすすめ。

ザクロジュースを選ぶときは、必ず果汁100%で無糖のものを選ぶようにしてください。砂糖入りのザクロジュースは甘くておいしいのですが、血糖値の急上昇によるデメリットの方が大きくなる可能性があります。

ザクロが入った健康酢も、加糖されているものが多いので要注意。100%無糖のザクロジュースは酸味が強く、飲みにくいと感じるかもしれませんが、できれば原液のままで飲むようにしてください。

ウロリチン配合のサプリメントを毎日飲む

エイジングケアのためにウロリチンを取り入れるなら、サプリメントで摂るのがおすすめです。

ウロリチンが配合されているサプリメントであれば、ウロリチンを合成できない体質の人でも問題ありません。誰でもウロリチンとして吸収でき、オートファジーやサーチュイン遺伝子をサポートして若返りの効果が期待できるのです。

また、100%無糖のザクロジュースは輸入品が多く、一般的なスーパーでは販売されていない場合があります。さらに良質なザクロジュースは比較的高額なものが多く、毎日飲むことを考えるとコストパフォーマンスが悪くなってしまうかもしれません。

ウロリチン配合のサプリメントは、ドラッグストアやインターネット通販で気軽に購入できます。継続的に毎日摂取することを考えると、ウロリチンのサプリメントを定期購入するのが効率的な方法だと考えられるでしょう。

ウロリチンは若返り効果が期待できる成分!

ウロリチンは、ザクロやいちごなどの食品に含まれる「エラグ酸」の腸内代謝物です。

食品の「エラグ酸」が腸に届き、腸内細菌によって分解されることで「ウロリチン」が合成されます。「ウロリチン」はオートファジーやサーチュイン遺伝子の働きをサポートすることが分かっており、細胞レベルの若返り効果が期待できるのです。

ただし、腸内細菌叢には個人差があり、腸内細菌の構成によっては「ウロリチン」を合成できません。研究によると、約50%の人は「ウロリチン」を代謝できない体質であることが報告されています。

「ウロリチン」を合成できる体質であれば、100%無糖のザクロジュースを飲むことで若返り効果が期待できます。しかしザクロジュースでは「ウロリチン」を合成できない場合もあるので、「ウロリチン」を取り入れるならサプリメントが効果的といえるでしょう。