NMNはブロッコリーに含まれる？含有量や何個分食べれないいのか解説

サーチュイン遺伝子を活性化させ、若返りをもたらす効果が期待されているNMN。

近年では、NMN配合の健康食品や美容液が市販されるようになりました。しかし先端成分なので高額なものも多く、もっと気軽にNMNを取り入れたいと考えている方も多いのではないでしょうか？

そこで注目されているのが、ブロッコリーや枝豆等のNMNを含む食材です。

本記事では、ブロッコリーやその他の食材に含まれるNMNについて解説します。若々しさを保つために効果的なNMN摂取方法も解説するので、ぜひ最後まで御覧ください。

※本記事のエイジングケアとは、年齢に応じたケアを指します

NMNはブロッコリーに含まれる食品成分

NMN（ニコチンアミドモノヌクレオチド）はビタミンB3の一種で、若返り効果が期待できるといわれています。人間の体内でも自然に生成されており、ブロッコリーなどの食品にも含まれる成分です。

ブロッコリーのNMN含有量

ブロッコリー100gあたりのNMN含有量は、0.25〜1.12mgです。

また、その他の栄養成分については以下のようになっています。

（参考：食品成分データベース）

NMNを十分に摂るにはブロッコリー何個分？

NMN推奨摂取量を250mgとする場合、1日あたりに必要なブロッコリーは約185株です。

研究者によって見解は異なりますが、一般的に1日あたりのNMN推奨摂取量は150mg〜300mgといわれています。

東京大学の研究では、NMN250mgを12週間摂取することで、筋力やパフォーマンスの改善が見られたという報告があります。このデータを根拠に、NMN推奨量を250mgと仮定しましょう。

ブロッコリー100gあたりのNMN含有量は0.25〜1.12mgなので、中央値の0.685mgとして計算します。

ブロッコリー1房を約15gとすると、NMN250mgを補うには1日あたり約2500房分。重さにすると、ブロッコリー約37kg分です。

このことから、ブロッコリーだけでNMNの推奨量を補うのは現実的ではないといえるでしょう。

参考：ニコチンアミドモノヌクレオチド（NMN）で高齢男性の運動機能が改善｜東京大学

ブロッコリー以外にNMNを含む食品

ブロッコリー以外にも、NMNはさまざまな食材に含まれています。色とりどりの食材をバランスよく取り入れて、若々しさの土台を内側から整えていきましょう。

NMNを含む野菜（ブロッコリー以外）

NMNは、ブロッコリー以外の食材にも含まれます。

上記の中でも、枝豆は特にNMNが多く含まれる食材です。ただし、どの食材もNMN含有量は少なく、ブロッコリーと合わせて食べても1日の推奨摂取量150〜300mgを食事だけで摂るのは難しいでしょう。

NMNを含む肉類

NMNは、生の牛肉にも含まれています。

しかし、生の牛肉100gあたり0.06〜0.42gと、含有量はごくわずかです。

また、生の牛肉には細菌やウイルス、寄生虫などがが付着している場合があります。新鮮な生肉であっても、重篤な食中毒が発生するリスクがあるので、自己判断で生の牛肉を食べるのはやめましょう。

参考：Long-term administration of nicotinamide mononucleotide mitigates age-associated physiological decline in mice

NMNを含む魚介類

エビ100gあたり、0.22mgのNMNが含まれます。

NMN含有量はわずかですが、強い抗酸化力が期待できる「アスタキサンチン」が豊富です。低脂質・低糖質・高タンパクで栄養豊富なので、美容と健康のために積極的に取り入れたい食材といえるでしょう。

参考：藻類由来の機能性赤色色素 （エステル型アスタキサンチン）

ブロッコリー以外でNMNをより効率よく取り入れる方法

NMNはブロッコリーや枝豆等に含まれる食品成分ですが、どの食材も含有量はごくわずか。美容と健康のためにより効率よくNMNを取り入れるなら、NMNを活用した健康食品やコスメを使うのがおすすめです。

医療機関でNMN療法を受ける

一部の医療機関では、NMNを活用した治療を行っています。

NMN点滴療法は、NMNを少しずつ静脈に投与する施術です。血管を通じてNMNが全身に行き渡り、NAD+という物質に変換されて、若々しさと健康をサポートする効果が期待できます。

NMN吸入療法は、NMNを鼻から吸い込んで、脳の視床下部へ直接届ける施術です。脳の視床下部には自律神経をコントロールする期間があるため、視床下部へ直接NMNを届けることでホルモン分泌や代謝のコントロールを改善する効果が期待できます。

上記のようなNMN療法に加えて、医療機関で処方されるNMNサプリメントを経口摂取することで、NMN療法をサポートする効果が期待できるでしょう。

NMN療法は未認可の治療法なので、費用は保険適用外（全額自費負担）です。日本では未承認の医薬品でも医師の責任において使用できることが定められており、健康や美容のサポートとして取り入れることができます。

美容サロンでNMNを使った施術を受ける

一部の美容エステサロンでは、NMNを使用したフェイシャル施術を実施しています。

NMNを皮膚に導入することで、肌の土台を健やかに整える効果が期待できます。年齢による肌の衰えや、肌トラブルが気になるときの集中ケアに取り入れるのがおすすめです。

NMN配合のサプリメントを摂る

NMNを気軽に取り入れたいなら、市販のNMNサプリメントを取り入れるのがおすすめ。

NMNサプリメントは、ドラッグストアやインターネット通販などで気軽に購入できます。

ブロッコリーや枝豆等の食材に含まれるNMNはごくわずかなので、食事だけでNMN推奨摂取量を摂るのは現実的ではありません。NMN推奨摂取量150〜300mgをより効率よく摂取するために、サプリメントを活用しましょう。

NMNサプリメントを取り入れ、体内でNAD+に変換されることで、サーチュイン遺伝子を活性化させる効果が期待できます。サーチュン遺伝子は若々しさを保つために重要な遺伝子で、加齢による体力の衰えや美容の悩み改善をサポートする効果が期待できるでしょう。

NMN配合のコスメを使用する

肌のエイジングケアには、市販で購入できるNMN配合のコスメを使用するのもおすすめです。

NMN配合のコスメを皮膚に直接つけることで、肌の若々しい印象を保つ効果が期待できます。

NMN配合コスメを使用するときは、NMNの配合量やその他の成分をしっかりチェックして選びましょう。ヒト幹細胞培養液やエクソソームなど、先端美容成分を同時に配合しているコスメもエイジングケアに効果的です。

ブロッコリーに含まれるNMNはごくわずか！サプリやコスメを活用しよう

サーチュイン遺伝子を活性化させることで注目されているNMNは、ブロッコリーや枝豆などに含まれる食品成分です。

ブロッコリー以外にも、NMNはアボカドやトマト、生の牛肉やエビなどさまざまな食品に含まれます。さまざまな食材をバランスよく取り入れることで、身体の内側から若々しさを維持する効果が期待できるでしょう。

ただし、どの食材もNMN含有量はごくわずか。1日の推奨摂取量150〜300mgのNMNをブロッコリーで摂るには約2500房、重さにすると約37kg分にもなり、あまり現実的ではありません。

美容と健康のためにNMNをより効率よく取り入れるには、NMN療法やエステ施術、NMN配合サプリメントやNMNコスメ等を活用するのがおすすめです。特にNMN配合のサプリメントやコスメはドラッグストアや通販で気軽に購入できるので、エイジングケアを始めたい方はぜひ試してみてください。